たりさんぽ

元海外駐在員のサラリーマンの雑記

英語版ラノベを読んで英文多読を無理なく始めよう

こんにちは。たりです。

英文多読を始めるにあたっておすすめの方法を紹介します。

普段、仕事のメールで英語は読んで書きまくっていますが、何度か別の記事にも書いているように、使う英単語が固定されて結局何も考えずに大体メールの中身は理解できてしまうし、定型文だけを打っているという状態になっています。なので、どうにかしてもっと幅広い英語の表現を身に付けたい!と常々思っています。行動が付いてきません…

 

そこで英文を多読しようと思い立ってみたものの、一体何を読んだらいいかという問題に直面します。今、アメリカで流行っている英語の小説を読んでみようか、それともスティーブジョブスの伝記でも読んでみようか。シンガポールならリークアンユーの伝記も山積みされていますので、それでもいいかな。とか。

 

内容を知らない本は辛い

英語の小説などは初見で読んでも正直ストーリーをつかむのに結構苦労してしまいます。ボキャ貧なので。最初の数ページがなかなか辛い。導入部分で物語の世界観だったり主人公が置かれている状況だったりを把握しなければいけないにもかかわらず、分からない英単語が出てくるたびに立ち止まって調べていると時間がかかってかかってそのうち嫌になって諦めてしまう。こんな経験、皆さんもあるのではないでしょうか。

ならば一体どういう本を読めばいいか。本屋をブラブラしていると、見つかりました。本当に偶然ですけど、これだ!ってなりました。

 

ラノベの英訳版を読む

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こちら、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのかもしれない」という日本のラノベになります。ええ、僕はライトノベルが好きなライトなオタクです。

日本で最近人気のあるラノベは海外に英語版として出ていることがあります。こちらのシリーズも人気があるようで、本屋に置いてありました。

Is It Wrong to Try to Pick Up Girls in a Dungeon?, Vol. 1 (Is It Wrong to Pick Up Girls in a Dungeon?)

Is It Wrong to Try to Pick Up Girls in a Dungeon?, Vol. 1 (Is It Wrong to Pick Up Girls in a Dungeon?)

 

 

英語版ラノベを読むメリット

内容をすでに知っている

僕はすでにこの「ダンまち」を最新刊までちゃんと読んでいますので、1巻から内容を把握しています。なので最初の導入部分がどんな始まり方をするのか、どういう世界観なのかを知っています。これはでかい。英語版を読むときに「ああ、こういう場面あったよね」っていう状態で読み進めることができるので、答え合わせをしていくかのようです。

ちょっと知らない英単語があったとしてもちょっとくらい無視して読み進めても問題ありません。それがストーリー上重要な単語なのであれば連想することもできますし、一度読んでいるのでわからなくても脳内で補完することができます。

物語に集中出来る

無視しても読み進められるという状態は、思ったよりも重要です。英語の本を読むときに最もストレスがたまるのが、読んで調べて読んで調べてを繰り返さないと前に進めないから。スキップしてページをめくるスピードが上がれば自ずと集中することができて、はかどります。何度も出てくる単語はだんだん連想できるようになって知らず知らずのうちに覚えてしまっているという状態にすることができます。

自信がつく

また、スピード感というのも重要です。ラノベの特徴は内容が分かりやすいものが多く、サクサク読めます。それが英語化されているので、普通の小説よりも断然とっつきやすいです。自分が英語の本をサクサク読み進めている姿を想像してみてください。なんとなくかっこよくないですか?これが自信につながり、さらなる多読の世界へと進んで行くきっかけになると思います。

 

自分の好きな本が読める

正直、このラノベは相当気に入っています。日本語の通常版でもう一度読み直しても何度でも楽しめると思います。こう言った本を使って英語の勉強ができるというのはモチベーションの高さが全然違いますね。いつもは英語の本を買って家に着いたら積ん読になってしまうこともあったのですが、この本は買って家に着いてすぐに最初のページを読みたくなっていまいました。この差はでかいです。好きこそものの上手なれです。

 

英語版ラノベは他にもたくさんある

シンガポールの紀伊国屋で購入したのですが、他にも色々出ていました。例えばSAOシリーズ。

Sword Art Online 1:  Aincrad

Sword Art Online 1: Aincrad

 

ソードアートオンラインも気に入っている漫画の一つです。全作読んでいます。基本的にダンジョン攻略系の本が好きみたいです。実はこちらも購入していてダンまちを読み進めてからSAOも攻略していこうと思います。

 

あと気になっているのがこちら。狼と香辛料。こちらは完結していて全作ちゃんと読んでいます。旅商人のお話なので、商業系の専門用語が日本語の作中では多いものでした。なので、英訳されたものも商業系の英語に多く触れることができると踏んでいます。また、主人公ロレンスとヒロインのホロの絶妙な言葉の駆け引きが面白いのですが、英訳された時にどのようになっているのか非常に興味があります。

Spice and Wolf, Vol. 2

Spice and Wolf, Vol. 2

 

 

最後に

ファンタジー系のラノベならファンタジー系の英語が多く使用されていて、そういった単語は、覚えたとしても日常では普段はあまり使わないんじゃないかなとも思いますが、スターウォーズだったり、ハリーポッターだったりのSF系ハリウッド映画を見るときにいつか役に立つ時が来ると信じています。笑

何か自分の好きなものに付随させて英語を勉強するというやり方はとっても素敵なやり方だと思います。海外ゲームが好きだから英語覚えたとか、海外の人だって日本の漫画を読みたくて日本語を覚えていたりします。

好きな事に英語をつなげると「英語は本来ただのツールである。」という事実をはっきりと思い起こさせてくれます。

小説が読みたいから英語を読む。そういうマインドを形成しやすくなると思います。ラノベに限らず、日本の小説なども海外向けに英語化されている事が結構ありますので、皆さんも是非探してみてください。ここから英文多読の世界を開きましょう。

ちなみに、そもそも上で挙げたラノベはとても面白いのでぜひ読んでみてくださいね!

 

それではまた次回。

 

その他、こんな小説も英訳されています

「涼宮ハルヒの憂鬱」

The Melancholy of Haruhi Suzumiya, Vol. 1 (Manga)

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「アクセルワールド」

Accel World, Vol. 1: Kuroyukihime's Return

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「とある魔術の禁書目録」

A Certain Magical Index, Vol. 1

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