たりさんぽ

元海外駐在員のサラリーマンの雑記

日本にいたら海外のことはほとんど分からない

こんにちは、たりです。

 

シンガポールで駐在員を3年間して、この春に日本に戻ってきました。この3週間くらいで僕なりに感じたことを書いてみたいと思います。

 

日本に帰ってきて、日本にすぐ慣れた

郷に入りては郷に従え、なのか、住めば都、なのか、とにかく、帰国して一瞬で日本の生活に慣れました。シンガポールに移住して、あんなに「もう経験したくない!」と思っていた日本の通勤ラッシュに、僕は普通に適応していました。

日本のセブンイレブンの便利さに驚きと感動を抱いたのも初日だけ。次の日には当たり前のように使い始め、今ではヘビーユーザーです。

 

思えば、3年前、シンガポールの地に初めて降り立った時でも、初めのうちはなんでもやることが初めてでドキドキしながら生活していましたが、一度慣れてしまえば、当たり前のように生活していました。シンガポールと日本、それぞれ生活する上でいいところと悪いところがあって、それでも一度住んでしまえばそれが普通であって、なんの気にもならない。

 

そんなもんなんだなというのを改めて感じました。

 

シンガポールが見えなくなった

日本で日本語使う環境に戻り、英語に触れる機会が極端に減りました。家に帰ってテレビをつけると日本語しか流れてきません。アジアのニュースが英語で流れる環境ではなくなりました。

そんな環境で2週間も過ごすと、シンガポールにいたことが嘘のように、シンガポールの情勢とか、ニュースとか、現実味がなくなって、文字どおり「遠いどこかの国」のごとく感じます。

こうして文章にすると、そんな形を自然に受け入れていることに驚きます。

 

海外のことは海外に行かないと見えない

海外のことについて語るためには、実際にその現地に赴かないとほとんど見えないということを実感しました。「この国はこんな国だ!」とか自国から出たことない人がいくら言ったところで、実際には見えている部分は本当に少ない。

また、一度行ったことがあったとしても、社会というのは時間とともに移りゆくものであって、一年も経てばイメージがガラッと変わってしまう可能性もあります。

 

その時に現地で感じたことを発信することの貴重さ。

 

日本の中でも

日本とひとくくりにしてしまいましたけど、日本は広いです。僕は今首都圏に住んでいますけど、東北には東北の文化、生活があるし、地方と都市圏での生活はまた違います。それぞれの地域で見えている世界は全く違うんですね。

 

それでもニュースを追っていくしかない

そんな僕が唯一海外のことを得られるのは伝聞形式の情報しかありません。それは報道機関のニュースであったり、まとめサイトであったり、SNSであったり。

自分が持っているツールで海外の情報を取っていくしか方法はありません。当たり前ですけど。

 

また、日本を出たい

今度はアジアじゃなくてもいい、もちろんまたアジアでもいい。それでも赴いた現地で得られることは、絶対に東京じゃ得られないことがある。だから、また日本を出て、どこかで生活したいなと思います。

 

と、こんな感じでこの3週間くらいポツポツと思いました。

 

それではまた次回。

 

 

海外に飛び出す前に知っておきたかったこと

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