日本の常識はシンガポールで非常識なのか
こんにちは、たりです。
日本って素晴らしい!って話題が数年前から活気立っていますね。僕もテレ東のカンブリア宮殿やソロモン流で活躍している企業や人を見るのが大好きでした。
たまたまこちらの記事を読んだので、それについて一つ一つシンガポールではどうなの?って話を書こうと思います。まずはリンクの記事をさらっと確認していただいて、それから読んでいただけたら対比ができると思います。
1.すぐに謝る
日本人は何かあるとすぐに謝る。海外の人は自分の非を認めようとしない。果たしてそうでしょうか?シンガポール人は結構謝ります。
シングリッシュでは謝る時は
「ソーリーヤ↑(sorry ya↑)」 ←語尾がちょっと上がります。
結構申し訳なく思っている時は
「ソーソーリーヤ↑(so sorry ya↑)」
を使います。例えばレストランで注文をして、全然来なくてオーダーの確認をした時、道端でぶつかった時、会社で自分に質問に来る時にだって「ソーリーヤ」とか「sorry to disturb you(これは多分間違って使っている?sorry for disturbing youが正解?)」で会話を始めます。ソーリーソーリー言っているのは日本人だけではありません。シンガポール人も結構ソーリー言っていると思います。
話は脱線しますが、ベトナムに出張に行った際にランチを奢ってもらった時につい「ソーリー」と言ってしまって、「日本人ってよくソーリー使うよねー」ってからかわれたことがあります。確かに僕の周りのベトナム人はあまり謝らない気もする…
2.電車が定刻通り正確に運行する
日本では1分の遅れもない素晴らしい正確な運行がされています。
シンガポールでは何時何分に到着するという案内板はありません。あるのは「あと何分で到着する」のみ。でもこれで困ることはありません。東京23区ほどの国なので電車はまず間違いなく5分、最大でも7分くらいで必ず1本きます。朝の通勤時間帯は2分で来ます。なのでこちらに来たら乗り換え案内アプリは使う必要がありません。見なくても日本の最速経路と同じ感覚で乗り継いで目的地まで到着することができます。
ちなみに地下鉄(こちらではMRTという)はすごく綺麗です。日本みたいにごちゃっとした広告も全然なく、シンプルで良いと思います。また、全駅飛び込み防止柵が付いていて、人身事故は聞いたことがありません。
3.チップがなくても真剣に働く
日本では特にチップがないにもかかわらず、接客が行き届いています。確かにこれはすごいです。
シンガポールではサービスチャージで代金の10%をとるレストランが多いので、チップは必要ありません。でもサービスチャージ分ちゃんと働きます。接客も丁寧です。コンビニに行くとスマホ片手にゲームしながら無言で接客されることが普通ですが、別にコンビニの接客に期待していないので全く気になりません。
4.卵を生で食べる
確かに日本以外で生で食べようとは思いませんね。シンガポールでも加熱する必要があります。ただし、最近シンガポールの養鶏場の一つが生食可能な卵の生産を開始したので、日系スーパーに行くと生食用の卵が手に入ります。
5.制服が存在する
インターナショナルスクールでは制服が存在するところもあります。でも基本は制服はないと思います。これはあんまり詳しくないのでなんとも言えませんでした。。
6.喫茶店で荷物を置いて席をとる
シンガポールでも可能です。誰も取っていきません。犯罪件数で行ったら日本より治安は良いです。女性が夜にいくらで歩いていても、ベロベロに酔って道端で寝ていようとも特に死ぬことはありません。
以前レストランに財布を忘れてしまった時も、店員さんがちゃんと保管してくれていて、無事何もなくならずに帰ってきました。
ちなみにシンガポールのフードコートでは自分のポケットティッシュをテーブルの上に置いて席を取る習慣があります。観光客の多いフードコートだと観光客が何も知らずにティッシュの置いてある場所を取ってしまうことがあるので、あまり見かけることはありませんが、オフィス街にあるフードコートでは、お昼時はテーブルの上にたくさんのティッシュが置かれているのを見ることができます。間違って取らないようにしましょう。
7.バレンタインデーにチョコレートを渡す
これは日本の企業がチョコレートの販売促進のために作った文化なので、当然シンガポールにはありません。また、バレンタインデー近くは旧正月が近いので、2月は旧正月ムード一色でバレンタインデーはあまり存在感がない気がします。
まとめ
日本の常識がマイノリティーな部分はあるかもしれませんが、オンリーワンってほどでもないと思っていて、まあ探せば他の国でもそういう部分はあるよねってくらいだと思います。
日本が特別!って傾倒するのではなくて、この国はこういう傾向、この国はこの部分はこういう傾向って感じでそれぞれの良さの部分を一歩引いて認めることができるようになりたいなと思います。
以上、それではまた次回。
日本の常識は世界の非常識―これだけは知っておきたい、いろんな国の文化・気質・習慣
- 作者: ミッシェルエンゲルバート,マドレーヌグラデュ,Michel Englebert,Madeleine Gladu
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