死ぬのが突然怖くなった
こんにちは。たりです。
テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 貴家悠,橘賢一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/04/19
- メディア: Kindle版
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今は特にその恐怖はなくなっています。なんだったんだろうか。この漫画では他の漫画、アニメ、映画でもよくあるように人がよく死にます。あっさりとゴキブリに殺される場面があります。多分このあっさりさにやられたんだと思います。
「えっ?!ここで終わり?」人の人生ってこんなにもあっさり終わるのかという無常の世界。今この瞬間自分の人生が終わると考えてしまって、どうしようもない死を受け入れたくなくて恐怖したんだと思います。
年齢を重ねていく恐怖
年をとるにつれて、両親、祖父祖母が少しずついなくなっていきます。自分が年をとった時に、自分の上に親とか誰もいなくなったらどういう心境になるのか。死というものがもっともっと身近に感じられて日々恐怖と戦うことになるのだろうか。
祖父祖母を見ていても特にそんな恐怖と戦っているようには見えない。見えないだけなのでしょうか。定年後はずっと趣味に明け暮れ楽しそうに余生を過ごしている。
この「余生」という言葉もなんだか不思議に思える。余った生なの?仕事をして定年するまでがちゃんとした生なの?生きるのに余った時間という感覚が死をより近いものにしている気がします。
今までが変だった?
逆に今までこんなことを考えてこなかったことが問題なのか。中学高校時代にも大学時代にも社会人になってからも特に何の気なく生きてきました。どちらかというと前を向いて自分はこの人生で何をやりたいのかについてはよく考えてきたと思います。まだ答えは出てませんけど。いろんな外部要因的な人生のイベントを経て、どんどんやりたいことは変わっていく。ずっと変わり続けるのだろうなと思い始めています。
僕が大学に行っている時に教授が言った言葉、「イベントドリブンで生きるな。自分の人生設計をちゃんと立てて3年後5年後10年後の目標を持って行動しろ」と。ブラウン運動のように不規則で不確定なイベントにどうやって目標を立てたらいいのかわからなくなってそのまま進んできてしまっていますが、その瞬間、その瞬間でやりたいことはやってきたし、前の経験が次のイベントに生きるということが多々あって、イベントに流されつつもいい人生の流れを今まで繋げてきた感覚はあります。
そういった20代があって、今、このテラフォーマーズをきっかけに、死が急激に押し寄せてきました。この漫画がたまたまきっかけになったけど、遠くない未来に必ずこう言う感覚は生まれてきたと思います。最近は、テロも多いし、いつどこであっさり死ぬのかわからない。たまたま車に轢かれるかもしれないし、地震で家屋に潰されるかもしれない。いろんな死のニュースが毎日毎日入ってくる。むしろこれだけ触れてきて、今までこう言う感情が湧かなかった方が不思議なくらいですね。
宗教の有用性
シンガポールにいると、現地スタッフの人はみんな宗教を信仰しています。キリスト教、イスラム教、仏教。毎週金曜日は教会に行くとか、断食とか。日本にいた時よりも、人の宗教観に触れることが多い。
宗教は死の不安を取り除くことが一つの目的と聞くけど、最近本当にそう思うようになりました。どうやったら死の恐怖から逃れることができるか、先人はよく考え、精神の安定を保つためにいろいろ考えていたんだなと。
最後に
ホリエモンのゼロを読んだ時、彼も死と戦っていることを知りました。死の恐怖から逃れるために仕事に没頭し、これまで生きてきたと。僕も今は、突発的な強烈は恐怖は治まったけど、これからまた起きるかもしれないし、突発的でなくても死を考えて生きていかなければならない。
とか、いろいろ考えるいい機会になりました。
それではまた次回。
- 作者: ひすいこたろう
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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