たりさんぽ

元海外駐在員のサラリーマンの雑記

シンガポールの物価が高いのか東京が安いのか

 こんにちは。たりです。

 

シンガポールで日本食を食べようとすると非常に金にお金がかかります。ランチセットで20ドル25ドルは当然で、ディナーでお酒を飲んでしまうと二人で100ドルなら安い方。日本で二人で6000円とかのレベルでお酒をガッツリ飲んで楽しめるところはまずありません。

昨日食べに行った日本食料理屋の和牛のカルパッチョは25ドル…お酒を一人一杯ずつで二人で合計111ドルでした…高ぇ

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ユニクロも無印もハンズも軒並み高い

無印が特に顕著ですが、無印の商品は日本から輸入されているので、日本の値段の上にシンガポールドルの値段が付いています。日本で300円のものは6ドルくらい、1000円のものは18ドルとか。輸入するときの輸送費やこっちでの人件費もあるのでしょうけども日本円の価格を見ると「えっ」ってなります。

ハンズもこっちで売られている価格は1.5倍くらいの価格になっています。 

 

それでも人は来る

日本食はシンガポール人にも人気が高いです。外国人が出している日本食屋さんと日本人や日本の企業が出している日本食ではやはり日本人の方が好まれます。日本のラーメン屋さんの一風堂、けいすけ、三宝亭、一幸舎、武蔵など、日本でも人気のあるラーメン屋さんはこちらでも受け入れられていますし、大戸屋や白木屋、塚田農場など、定食屋や居酒屋も人気があります。

そして、これらのお店は例外なく値段が高い。ラーメン一つ16〜20ドルほどなので、1300〜1600円ほど。日本の倍の値段がします。白木屋や塚田農場などの居酒屋も料理一つ一つが日本の1.5倍から2倍の値段しますし、お酒は2倍以上の値段がします。

それでもシンガポールに住んでいる人は飲みに食べに来る。

ホーカーセンターという屋外にあるフードコートみたいなところで5ドル(400円)の食べ物がある一方で、一回に100ドル近い料理も食べます。

 

無印もハンズもユニクロも大人気です。ユニクロはどのデパートやショッピングセンター行っても入っています。新しい店舗もどんどん展開している。

 

東京の物価が安い?

cakes.mu

堀江さんも言っていますが、日本の物価が海外、特にシンガポールについては圧倒的に安くなっています。シンガポールの価格が普通だと思っているシンガポール人が日本に行ったら日本食の安さにびっくりするでしょう。しかも普段シンガポールで食べているのよりも美味しいし。

 

こちらの記事では、10年前よりも断然東京観光がしやすくなっていると書かれています。物価というより、為替の関係で、円が安くなっていることによるものと言ってはいますが、物価的にも安いので、より満足度が高い旅行になるかと思います。

blog.moneysmart.sg

東南アジアの物価は日々上がっている

もはや数年前にブームになった、退職後にタイやマレーシアなどの物価の低い国で悠々自適生活というのも終わってしまうかもしれません。シンガポールほど物価の高い国は当分東南アジアからは出ないかと思いますが、各国物価は上昇しているし、賃金も上昇している。

 

最後に

こっちに来て思ったのは、いつまでも東南アジアを貧しい国や地域だと思って、日本最高と言っている人たちは、もっと現実や未来を見たほうがいいということ。日本人って他人とのレベルを確認して、自分が相手より上か下かで判断することありますよね…もう東南アジアは一昔前の貧しさはなくなってきていて、見下すことはできない。

活気があって、日本よりも犯罪率が低くて、母国語ではなく、英語を駆使して仕事をするのが当たり前の世界があって、日本にいるのと同じかもっと豊かな暮らしをしている人たちがこの地域には沢山いる。

物価の高さとあんまり関係なくなってきたので、この辺で。

 

それではまた次回。