たりさんぽ

元海外駐在員のサラリーマンの雑記

英語が使えないとか苦手だとはもう言ってられない。覚悟しなくちゃ。

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こんにちは。たりです。

 

今日ちょっと気になった話。

いつも思うんですが、宛先に現地スタッフ入れておいて日本語でメール打ってくる人一体何考えてるの?今日久々に見ました。たまにあるんですこういうメール。今日の件は、「〇〇の件で、至急対応が必要です。すぐにご確認ください。」という内容を日本の支店にいる日本人が、シンガポール支店の日本人、現地スタッフ含めた20人前後に送ったものです。

普通に考えて現地スタッフの人何が書いてあるかわからないじゃない。宛先は複数になっていて日本人に対してメールを打っているのは分かるんですが、そこにあえて現地スタッフ入れて送る意味がわからない。日本語でそのままやり取りを進めていくとなると最悪です。たまに日本人担当者の上司が現地のシンガポーリアンという場合があって、それでも日本人宛に日本語で送ってくる。それで上司は理解できないでいちいち日本人担当者に聞かなくちゃいけない。現地スタッフがこういうメール受け取ったらどう思うか想像したの?相手への配慮というのは相手が日本人であっても外国人であってもちゃんとするべき。なんで、日本語で謙譲語使ってメールしているのに、外国人に配慮しないのか。

海外とやり取りする仕事についた時点で英語を使うことを覚悟してほしい

僕のいる会社は、まだまだグローバルな企業ではないので日本で働いている人の大半は海外と仕事をしていません。ごく一部の部署だけが日本から海外へ対応していて、その中には、海外とやり取りをする気などなかった人が異動してきてしまったというケースが多々あります。なので、英語が苦手で、極力使いたくないという人がいるのもわかります。だた、もうそんなこと言ってられない時代になったので、英語でメールを打つ覚悟を持って欲しいなと思います。

 

英文法が間違っていたって誰も気にしない

むしろ僕は間違っていることに気が付きません←

現地スタッフの人も関係代名詞の使い方や仮定法の使い方で間違っているなと思う場面、いくらでもあります。シンガポールなんて特に第一言語として英語を操る人は少ないので、要は通じればそれでいいんです。仕事の用語を英語で覚えて、5W1Hを単語で書いておけば仕事はできます。ダメなのは通じないこと。日本語で押し通すなんてもってのほか。全く通じていない。僕も最初は、自分の下手な英語で怖気づいて現地スタッフに話しかけられないかもって思ってシンガポールに降り立ちました。それまで海外に行ったこともなく、英語に苦手意識さえ持っていました。でもこっちに来て話してみるとまず発音おかしいし、文法おかしいしで、「正しい英語ってなんだっけ」と思ったりもしました。グローバルとしてのビジネス英語とネイティブが扱う英語は、やはり違うのだと思います。

 

東京オリンピックも覚悟が必要

話は変わって、オリンピック。「おもてなし」とか言って世界中に宣伝してしまっているので、2020年の東京オリンピックはみんなで「覚悟」しておく必要があると思います。僕の考える一番のおもてなしは、ちゃんと通じる言語で対応することです。聞き取れなくても何度も聞き返してもいいので、こちらが意思疎通をする意思をちゃんと表現することが重要だと思います。開催期間中は外国人旅行者に競技場までの道を聞かれる確率がめちゃくちゃ上がると思います。「自分は英語が出来ないから」と言って逃げてしまったら、最悪のおもてなしになってしまう。最低限の英単語を覚えておいて、万一話しかけられたら単語単語でいいので相手に「自分はあなたと意思疎通をする意思がある」とわかってもらうことが大事。

今は、スマホで自動翻訳もしてくれます。スマホでも十分です。大事なのは何度も言いますが、コミュニケーションをとる用意があると相手に分からせることです。

東京オリンピックが日本人の「英語は流暢に喋らなければならないという幻想」を壊し、海外へ出る勇気を後押ししてくれることを願っています。

最後に

片言英語を喋る気恥ずかしさ、間違った英語を使った時の周りの目。気になるのは非常によくわかります。でも、いざ外へ出てみると一転「通じれば良い」という気持ちになります。この意識の壁を日本の中にいながら超えるのは相当難しいと思います。日本の中にいてはそもそも英語を話すチャンスが極端に少ない。

ぜひ、一度、旅行でもなんでもいいので、海外で日本語を使わない環境で過ごしてみて欲しいなと思います。

 

それではまた次回。

 

英語はアジアで学べばうまくいく

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