たりさんぽ

元海外駐在員のサラリーマンの雑記

アンコールワットでツアーを使わずに楽しむ方法

東南アジア最大の遺跡系観光スポット!そう!アンコールワット

アンコール・ワット - Wikipedia

12世紀前半、アンコール王朝スーリヤヴァルマン2世によって、ヒンドゥー教寺院として30年を超える歳月を費やし建立される。

日本だと「いいくに(1192)作ろう」とか言っていた時代なのですね。

先日行ってきました初めてのカンボジア。先人に思いを馳せながら遺跡を探索して、なんとも言えない感慨深い気持ちを堪能しました。

 

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敷地内の池を使って逆さアンコールワット。観光客みんなやっています。日本人も欧米人もみんな。水面にスマホ近づけて「落とさないようにね!」なんて思いながら自分もやるわけです。世界中の人がFBにアップロードする写真を撮るために必死です。

 

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日の出もみんな撮ります。世界中の人が一体となった瞬間です。でもやっぱり撮りたくなっちゃうよね。

 

日本から来る観光客の多くはJTBとかが出しているパッケージツアーを使っている人が多いように感じました。バスが待っていて日本人の話せる現地のガイドさんに従ってみんな揃って観光していくスタイルです。安全で絶対に抑えるところは抑えるツアーのスケジュールなので安心して慣れない外国の街を観光することができます。

一方で、こう言ったツアーは自由時間が少なかったり、あんまり他の人と離れて行動できなかったりします。その国に慣れてきたら、ちょっと冒険したい気持ち、芽生えてきちゃうんですよね。かといって全部自分で行動することになったらちょっと不安。そんなジレンマがあると思います。

 

今回は、僕がどうやってパッケージツアーを使わずにシェムリアップ観光を楽しんだかをご紹介します。

 

僕の観光コース

1日目:夕方到着、オールドマーケット周辺でディナー

2日目:ベンメリア遺跡、市内観光

3日目:午前中トンレサップ湖へ、午後アンコール遺跡観光

4日目:アンコールワット日の出鑑賞、午後カンボジアを出発

 

もう、とんでもなくド定番スポットの塊ですね!目を疑うほどの。これでもかってくらい王道の観光コースです。っていうかパッケージツアーこんな感じですよね。

でも重要なところは、現地の人と英語で触れ合って、自分で旅をコントロールした感が非常に強く残ったところです。

空港からホテルへは空港タクシーを利用

空港の出口を出て左側にタクシーの案内所があります。ここでホテルの住所を見せましょう。僕はgoogleマップを印刷していきました。料金は前払い制になります。シェムリアップの中なら7ドルで固定のようです。

 

タクシードライバーが決まって、車に乗り込みます。普通のワゴン車でした。車に乗り込むところからタクシードライバーがどんどん話しかけてきます。どこから来たのー?何人?簡単な英単語で返答していくと、話は観光の予定の話へ。明日はどこ行くのー?そのあとは?その次の日はー?

 

ん?この人聞きすぎじゃね・・・?何でこんなに聞いてくるんだろう?そんなことを思っていると

 

 

タクシードライバー「じゃあ明日は9時にホテル前ね。」

 

いやいやいやいや。何を言っているのだこの人は。そんな話はしていなかったじゃないか。必死にドライバーにもう交通手段は予約済みであることを伝え、わかってもらうと

 

「何だよ、空港からホテルの送迎だけかよ」と若干舌打ち気味の返答。

 

そしてそれ以降一切の沈黙。

さっきまでの気さくな感じどうした。

 

そう。空港のタクシードライバーは、初日に着いた時に観光客と話をして数日間の日程を一緒に旅行することができるのです。逆に値段が良ければ次回からこのサービスを利用するのもいい気がしました。シェムリアップでの滞在は、移動手段をどうするかが最大の問題です。空港から各地観光スポットまでずっと一緒に車で移動してくれるのはいいなと思いました。

 

市内はひたすらトゥクトゥク

市内観光、およびアンコール遺跡(アンコールワット、アンコールトム、タプローム遺跡)の観光はトゥクトゥクを使いました。ホテルの近くあるいはいたるところにトゥクトゥクが走っていたり、止まっていたりします。初日のホテルからオールドマーケットに行くために使用してからは細かい移動は基本トゥクトゥクで移動しました。一回の料金は2ドルでしたが、ちゃんとドライバーに料金を確認したほうがいいです。

 

「2 dollars for 2 persons, OK?」

 

こんな感じでヨユーです。たまーに夜料金だから3ドルだよとか言ってくるトゥクトゥクドライバーがいましたが、その時はたち去るふりをしましょう笑。慌てて2ドルに訂正してくれました。

 

アンコールワットの観光は単発ではなくて、コースを一緒に回ってくれるように交渉できます。各スポットを観光している時は、ドライバーの人は近くで待っててくれます。

 

僕「I would like to go to Ankor wat, Ankor Tom and Taprom. 3 site」

ドライバー「OK, 20 dollars」

僕「How about 12 dollars?」

 

事前にガイドブックで確認した際は15ドル〜と書いてあったので、そこを目指して交渉しました。なんか日本人はぼったくり価格を提示されることが多いみたいです。NOサインを出して立ち去ろうとします。

 

するとドライバー慌てます。

 

「18 dollars」

 

立ち去ろうとします。必死に止めてきます。

 

「OK, 15 dollars」

 

ここで了承しました。最終的に一人目のトゥクトゥクドライバーで契約しないつもりで値切るだけ値切ったら一体いくらになったのだろう。テストしてみればよかったと後悔しています。

 

その後のトゥクトゥク観光は本当に楽しいものでした。基本的にドライバーの人たちは優しくて、ドライバーによっては道に迷ったりしますがソーリーソーリー言ってもう一度地図を確認したり仲間に電話したりしてちゃんと目的地に行ってくれます。

 

ベンメリア遺跡、トンレサップ湖へはマイバスツアーで楽々

ちょっと遠いところへは、マイバスツアーを利用しました。

シェムリアップ観光・オプショナルツアーならJTBマイバスサイト

 

JTBのサービスで現地の日本語が話せるガイドさんがドライバー付きで連れて行ってくれます。一つの観光スポット単位で申込みできます。旅に行く前に事前に予約してから行きましょう。しかも1グループに車一つなので、ガイドさん独占です。ホテルのロビーで待ち合わせして、帰りもホテルのロビーまで。至れり尽くせりのサービスです。ちょっと高いけど。

 

ベンメリア遺跡とかトンレサップ湖って結構遠い場所にあるんですよね。車で60分くらいかかります。空港タクシーで寝るのはちょっと怖くてできませんでしたが。マイバスツアーでは眠ってしまいました。

 

あとこれを使ってよかったのは、ガイドさん独占なのでいろんなローカル事情が聞けることです。日本語で。現地の人の生活を聞いたり、車の中でいろんな話ができました。

 

まとめ

シェムリアップでは移動をどうするかが非常に重要です。今回僕は、空港タクシー、トゥクトゥク、マイバスツアーを駆使してシェムリアップの市内をこれでもかというくらい移動しました。普通のツアーバスからでは見ることができない景色や空気を楽しむことができたかなと思います。重要なことはカタカナ英語を使うことに怖気付かないこと!相手も対してできませんので、臆せずに堂々と片言で喋ったら通じるのです。

 

みなさんの旅の一つの選択肢として役に立ったら嬉しいです。

 

それではまた次回。