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たりさんぽ

元海外駐在員のサラリーマンの雑記

一つの会社内でキャリアパスを考えるから難しい

こんにちは。たりです。

最近キャリアパスについて考えさせられています。人事部と面談して、今度のキャリアをどう考えているか説明しなくちゃいけない。

それによって僕のキャリアはある程度希望に沿った形で実現するかもしません。

でも会社の中の話なので、必ずしも叶うわけでもないし、全く行きたくなかった部署へ配属された時、じゃあどうするのと。

 

人事部の人には、その点を指摘されました。僕の説明したキャリアパスがあまりにも特定の仕事に特化していたためです。次の移動で、それが実現しなかったらどうしようかな。辞めるか。

シンガポール人の仕事に対する考え方

「海外の」というと少し対象が広すぎるので、シンガポール人の仕事観についてですが、会社員であっても、職業という軸で会社を選んでいます。

こっちでは勝手に人事が別の部署に移すということはありません。もともとの雇用契約で仕事の内容が決まっているので、一つの職種で入ってきたら、自分で社内公募を使って別部署に面接しに行って正式に採用されるか、別の会社に転職するかするまで、ずっと同じ部署で働くことになります。

そういう働き方って、自分でキャリアパスが決めやすいですよね。あくまで自分の仕事を決めるのは自分であって、今の会社で成長が見込めないようであれば、転職していけばいいんです。

また、昇級するためにも転職を繰り返す必要があります。「とある会社でプロジェクトで成果を上げた。」「こういう経験をしている。」ということを履歴書に埋めていって、それをもとにタイトルを上げていくことになります。

一つの会社にとどまる人は稀で、3、4年に一度のタイミングで転職するという考えが当たり前となっています。

そういった現地スタッフによって、会社の変化も大きいなと実感しています。僕がシンガポールに来た当初とは部署の体制が全然違ってきていますし、仕事のやり方も現地スタッフが持ってきたノウハウをどんどん入れて、全く違った業務の仕方になっています。

現地スタッフ一人一人が複数の会社で働いているので、それぞれ別の会社で使われていたいい方法をみんな持っているんですよね。それを打ち合わせで議論して、このプロセスはこうしたらどうかといった話し合いをどんどんしていて、それを実行に移すのも早い。

すごいなと。僕は今の会社でしか働いたことがないので、日本でいた部署での働き方をこっちに持ち込んで、使えると思ったやり方を議論の場に持ち込むことはありますが、それでも知っているノウハウがやっぱり足りないなと思います。

日本のジョブローテーションはいらない

日本の場合は、一つの会社の中で人事の判断で配属されて、数年ごとに配置転換されますよね。これは終身雇用の一つの面だと思いますが、会社内で様々な経験を積ませるためにいろんな部署に配置換えをして、スキルアップを目論みます。

会社内でどのようなキャリアを積んでいきたいかを考え、他社でスキルアップするという点は一切検討されません。もちろん、会社としては転職されてしまった場合にまた採用しなくてはいけないため、コストがかかるので、できるだけ社員には長くいて欲しいと思うのは当然です。

でも海外では人事でさえ転職していくし、社会全体として、転職してスキルアップするのが当たり前の文化なので、成り立っています。

10年後今の会社にいることが想像できない

シンガポール人の働き方にアテられてしまって、どうも転職して、今と同じような職種を見つけて、同じ職種の中で新しい経験をする方が将来の自分のためになるんじゃないかと思ってしまっているんです。

その方が自分の人生を自分でコントロールしている気がするし、会社に振り回されて全く希望していない仕事をするよりも、自分の人生に責任を持っている気がします。

5年後、日本に帰国後に自分が何をするか想像できないし、10年後会社にいるなんていう想像もできない。

何より、会社の5年、10年先の経営計画がない状態で、一体どうやって自分の10年後のキャリアプランを立てろというのか。まず先に自分の考える道があって、それで会社の目指す経営計画を見て、自分に合っているかを判断して、この会社で仕事をしていくか決めるというステップであるはずなのに、自分のキャリアプランを考えたとしても、それが叶うかわからない、会社もどこに行くかわからない中で、一体何をしろと。

中途半端にキャリアプラン語らせて、全然違うところに行くのであれば、それはこの会社と自分があっていなかったってことでいいですかね。

 

はあ〜10年の計画どうしようかな。