超急成長シャオミ(Xiaomi)の最新スマホMi5が欲しすぎて会社についてまとめてみた
こんにちは。たりです。
皆さんは、シャオミ(Xiaomi)という企業を知っていますか?中国のスマホメーカーで、2010年に創業して5年で中国のiPhoneシェアを抜き去る、今最も注目されている企業の一つです。
このシャオミのMi5というスマホの製品発表が2月26日にありました。
Xiaomi Mi 5 preview at MWC 2016
iPhoneを1年前に手放し、AndroidユーザとなってもうiPhoneには戻れなくなってしまったのですが、製品発表やスペック・デザインを見て、もう欲しすぎて欲しすぎてやばい。でも、まだ手に入らない。
ということで、シャオミってどんな企業なんだろうと思ったので、まとめてみます。
24時間の販売台数でギネス記録
調べれば調べるほど面白いこのシャオミ。なんとギネス記録を持っています。
Most mobile phones sold on a single online platform within 24 hours
「一つのオンラインサイトで24時間以内に販売した台数世界一」
その数211万点。すげー。
でも、ごめんなさい。このギネス記録が出たのって2015年4月の頃。その時シャオミなんて会社全く知りませんでした。知ったのはその半年後くらいで、中国人の同僚から聞いたのが初めて。日本でも全く相手にされていないですよね。
2015年イケてる企業ランキングで第2位
かの有名なMIT(マサチューセッツ工科大学)の傘下にある有名な情報サイトが出した2015年で最もイケてる企業トップ50でなんと第2位。ちなみにGoogleは12位、Appleは16位となっています。この驚異の急成長を世界中から注目されているようです。
自社で何も持たない戦略
調子に乗って買ってしまった本がこちら。
その中から引用させていただきます。
「シャオミの収益モデルで最も重要なのは『身軽さ』だ。第一に、シャオミは工場を持たない。それゆえ、世界で最もいい工場を利用できる。第二に、販売チャネルや小売店を持たない。それゆえにインターネットを通じた直接販売モデルを採用できる。(中略)そして、さらに重要なのは、3つ目だ。工場も小売店も持たないからこそ、すべての精力を製品の研究開発とユーザーとの交流に向けられる。」(Kindle版より)
Appleとかもそうだと思うんですけど、OEM(製品開発はせずに生産のみを行う製造手法)と使って実際にはスマホ作っているところが今は主流ですよね。そういった、自社工場を持たないで、自社ではひたすら企画、設計、開発、研究に没頭する。1点集中型の企業です。
製品ラインナップも極めて少なく、1年に一つ出るか出ないか。前回Mi4が2014年7月なので、1年半くらいも新しいスマホが出ていないですね。
スマホの世界シェアは、第4位まで来てる
IDC: Smartphone Market Share 2015, 2014, 2013, and 2012
世界のスマホのマーケットシェアを見ると、シャオミは2015年Q2で5.6%となり、Samsung、Apple、Huaweiに次いで4位となっています。たった創業5年でこの数字ですよ。やばすぎ。Appleとはサムスンはシェアを落としていて、ファーウェイとシャオミが食っている構図になってます。もう数年後になったらまた勢力図ガラッと変わりそうですよね。
価格破壊で発展途上国を制す
何と言っても最大の魅力は、やはり価格でしょう。企業の収益モデルも、スマホ本体をできるだけ原価で売って、アクセサリーで儲けるスタイルのようです。そのせいか、圧倒的に安い。先日発表されたMi5が、他のハイスペックスマホに引けを取らない性能にもかかわらず、約3万5千円。サムスンのGalaxy S7が7万4千円くらいで、iPhone 6sが8万円以上で販売されている中でのこれ。半額以下です。
シンガポールはiPhone信者がめちゃくちゃ多いですが、東南アジア全体で見れば、収入が少なくiPhoneなどのハイエンド端末を持つことができない人が圧倒的に多いのです。そういった地域に対して、スペック同じくらいのこのシャオミがより認知されだしたらもう止まらないと思います。本当に将来が楽しみな会社。
まとめ
今日はこれくらいしか調べられませんでしたが、シャオミについては定期的にニュースや海外の評価サイトを漁ってまとめて行こうと思います。残念ながら、日本ではまだ入手が難しいようですが、シンガポールは一応販売する国のリストに入っているみたいのなので、早く実機手に入れて確かめたいです。